2015/05/31

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イングランド生まれのスポーツ『スカッシュ』 ー東京2020オリンピック新種目有力候補?ー

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2015/ 05/ 31
                 
スカッシュは、イングランド生まれのテニスに似たラケットスポーツです。
四方を壁に囲まれたコートの中で、ほとんど弾まない小さなボールを打ち合う
非常にスピード感あふれる試合を展開します。
先頃、東京2020オリンピックの新種目候補にあがった時、
もしかしたらテレビでご覧になった方もいらしたのではないでしょうか?

スカッシュは、日本での知名度は低いのですが、
実はラグビーのようにその昔英国紳士の子弟が通っていた
伝統的な全寮制私立校(Harrow校)で、1800年代頃考案されました。
その後、他の学校に普及し、現在では世界各国に広がっています。

スカッシュ1

英連邦に属する70ヵ国余が4年に一度競い合う大会
「Commonwealth Games」の正式種目にもなっており、
英国と歴史的に関係の深い国では一般的なスポーツです。
伝統好きの英国らしく、スカッシュ発祥の地であるHarrow校と
宿敵のライバルEton校の間では、今でも毎年対抗戦が行われ
その伝統が脈々と受け継がれています。

スカッシュはまた体育の種目として選択することもでき、
英国人にとっては幼い頃から親しむ機会があるスポーツです。
室内競技であることから一年を通して天候の優れない英国に適したスポーツでもあります。

スカッシュ2

約10m×6.5mのコートは、
元馬小屋や工場など天井の高い建物を改築して作られている事も多く、
コミュニティーにとけ込むように街のあちらこちらでみることができました。

こうしたコートは、近隣住民に支えられる会員制クラブとして存在し、
おじいちゃんおばあちゃんの代から孫へと受け継がれ、
家族ぐるみの社交場になっています。
どんなに小さなスポーツクラブでも、
そのクラブハウスには必ずといっていいほど
コーヒーやタップビアが飲めるカウンターバーがあり、
パブ文化を持つ英国らしいつくりでした。

スピードと体力が必要な運動量の激しいスポーツですが、
一方でチェスのように相手の動きを読みながら
ボールをコート内に落としていくという知的な側面もあり、
体力だけのスポーツではないため、老若男女が自分にあったスタイルで楽しんでいます。
週末のスポーツクラブは、ひと汗流した後
ビールを片手に談笑する家族や友人達の姿であふれていて、
運動するわけでもないのになんとなく人恋しくなると行きたくなる場所で、
もう一つの居間のようでもありました。

もし、英国に滞在の機会がありましたら、
こんな形で英国の生活にとけ込む方法もあるので、お試しください。

K.M.(日本)