2014/10/02

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特別な存在

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2014/ 10/ 02
                 
我が家の長男は小さい頃から無類の動物好き。
特に犬が大好きでした。
でも、数年おきに転勤があり、社宅住まいの我が家では
ペットを飼うことができませんでした。


小学生になって、北京の野外市場に出掛けた時のこと。
お店に繋がれて売られている犬を見た長男が、
「この犬が飼いたい。飼っていいでしょ?」と懇願しました。

当時、外国人専用の120世帯ほどの住居に住んでいましたが、
犬や猫を飼っている家はありませんし、飼育許可が降りるとも思えませんでした。
どうにか説得して、同じ店に売っていた沢蟹を2匹飼うことにしました。

すると、店の主人がもの凄く怒った口調で、
「こんな小さい蟹2匹!? 足りるわけないだろう!
 この子がこんなに犬を食べたがっているのになんで買ってやらないんだ!!」

・・・中国に赴任して食文化の違いは充分理解していましたが、
息子がこの中国語を理解できないレベルで本当に良かったと思いました。


そんな我が家にやっと犬がやってきたのは、長男が高校3年生の時。
末子も中学に進学して夫は単身赴任と覚悟しましたし、何より、
「我が家に犬がいないのはおかしい!」(別におかしくはありませんが。。)
という長男の訴えに家族が屈したのです。

pet1.jpg

学校で嫌なことがあった時、就職が上手くいかない時、失恋した時。。。
子どもたちは「瑠菜」を抱きしめて痛みを拭い去ってもらうようになりました。
家族とも友人とも異なる『特別な存在』でした。

それから11年、子どもたちは皆独立し、瑠菜もすっかりお婆ちゃんになりました。
でも、我が家の『特別な存在』であることに変わりはなく、
会話も少なくなった私たち夫婦が
休日一緒にあちらこちらに出掛ける良い機会を作ってくれています。


pet2.jpg

ん? 犬が増えているような??


Y.I(日本)