2014/09/30

Post

        

隣のペット

category - 未分類
2014/ 09/ 30
                 
NYに住んでいたころ、隣の家にはシベリアンハスキーのマックスがいました。

犬好きの私は、マックスの凛々しさに一目ぼれしてしまい、
なんとか仲良くなろうと頑張ったのですが、
いつも吠えられてばかりでした。

そんな私の様子を見て、 マックスの飼い主のパトリシアが、
マックスを散歩に連れていくことを提案してくれました。

マックスは散歩が大好きだったので、
一緒に散歩に行ったらすぐに仲良くなれました。

それから私は、毎日のようにマックスを散歩に連れ出し、
帰ってきてからは庭で遊んだり、まるで我が家のペットのように可愛がっていました。


隣のペット


そんな時、事件は起きました。
マックスと一緒に庭で遊んでいたら、
マックスがいきなり向かいの家に猛スピードで走り突入したのです。

マックスは、individual fenceという、
庭からでると首が刺激される首輪をしていました。
なので、庭で放し飼いにしていても、庭から出ることは絶対なかったのに・・・。

私は何が起こったのかわけがわからず、びっくりしていると、
マックスは得意気な顔をして、何かをくわえて戻ってきました。
今風に言えば「とったど~」という感じです。

それは、最近向かいの家で飼い始めた子ウサギでした。
もう私はパニック状態!

尻尾を振りながら戻ってくるマックスに、思わず「NO!」と言ってしまいました。
マックスは私にほめてもらえると思ったのでしょう。
でも、私の反応が違ったので、マックスは私を威嚇し始めました。

子ウサギの飼い主さんも、もちろん大パニックです。
警察にまで電話をされて、警察官が来たときはものすごい剣幕で怒りはじめ、
とても私の英語力では対応できる状況ではなくなってしまいました。

私は、パトリシアの職場に電話をして、戻ってきてもらうようにお願いしました。
でもパトリシアが戻ってくるまで、本当に生きた心地がしませんでした。

隣のペット

パトリシアに一通りの説明をしたのですが、謝りまくる私にパトリシアは一言、
「あなたは何も悪くない、そしてマックスも何も悪くない。
マックスはハンターなの。そしてマックスはここに10年住んでいる。
そんな犬がここに住んでいることを知りながら、子ウサギを庭に放していた方が悪い」
とぴしゃり 。

子ウサギの飼い主さんが「訴える!!」と言い返したら、
パトリシアは
「訴えるなら、individual fenceの会社を訴えなさい。
マックスは庭から出ないようにこの首輪をしているのに、
飛び出してしまったのだから」と。

空いた口がふさがらない、とはこのことです。

私だったら、お菓子折りと、子ウサギの供養のための花束でも持って、
ひたすら謝るのに・・・。
文化の違いをまざまざと感じた出来事でした。


M.S(日本)