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伝説の鳥

category - 未分類
2014/ 09/ 27
                 
タイに8年半赴任している間は、出会いと別れの連続でした。
中々帰国の音沙汰がない我が家には、
多くの人たちが本帰国のお別れに訪れました。
そして、大概はハムスター・カメ・スッポン・金魚・うさぎ・猫・鳥など
飼っていた動物の置き土産をしていったものです。
それぞれに沢山の思い出があります。

中でも、思い出深いのはピッチとパッチという、つがいの白文鳥です。
この鳥は、長女が5年1組なった時に担任の先生が教室に連れて来た鳥です。
代々の5年1組がこの鳥のお世話をしていました。
子どもたちは、本当にかわいがって大事に育てていました。
ですが、先生の本帰国が決まり、
在タイの長そうな我が家で引き取ることになりました。
5年1組の鳥が居るということで、
元クラスメイトがよく我が家を訪れてくれたものです。


そんな矢先、コウモリがベランダに来て籠をひっくり返してしまいました。
パッチが籠から空へと飛んで行ってしまいました。
毎日捜していましたが見つからず、ピッチは寂しそうにしていました。
パッチのことが気になる中、2Km程離れたマンションに引っ越し、
パッチのことは諦めるしかありませんでした。

半年くらい経ったある日、元気の無かったピッチがいつになくピピピと鳴いて居ます。
なんと、籠の外にパッチが来ていたのです。
お互い張り裂けんばかりにピピピと鳴いています。
捕まえたいのですが失敗したら二度と来なくなるのではと心配で捕まえられません。
そこで餌を籠の外に掛けて置くことにしました。
毎日パッチはピッチを訪ねてきて、お互いを呼び合います。

そうこうするうちに鳥インフルエンザの兆しが忍び寄ってきました。
パッチが鳥インフルエンザに感染したら大変と捕まえる決心をしました。
ピッチの籠を毎日少しづつ家に近づけて、
そしてついに家の中、少し奥の方へ入れました。
物陰に隠れてじ~っと様子を窺い
パッチが入って来たとたん、必死で窓を閉めました。

パッチは狂ったように家を飛び回り最後は、窓に当たって失神してしまいました。
もしかして死でしまったのかしら?と思いましたが
籠の中でピッチが鳴いているのでそっと籠に入れました。
するとピッチは、水を口に含んでパッチに掛けています。
パッチが気がついて起き上がったときのホッとしたこと。

その後ピッチはパッチを水浴びの入れ物に「おいでおいで」と誘導して、
そこでバチャバチャとパッチに水をかけ続けていました。
毎日洗ってもらって、真っ黒だったパッチは
次第に元のような白い子になっていきました。

「伝説の鳥」と言って我が家に帰還したパッチとピッチを皆見に来ました。
本帰国するときは、アメリカ人の英語の先生がタイ永住だったので
お願いすることにしました。
「伝説の鳥だから神様のように大切にするね」と言ってくれました。

タイでの信じられない、温かい思い出です。
私達に沢山の幸せを運んでくれて沢山のことを教えてくれたピッチとパッチには、
今でも家族で感謝しています。

K.A(日本)
                         
                                  
    
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