2017/01/29

2017年01月

        

クリスマスマーケット襲撃事件から一ヶ月

category - ヨーロッパ
2017/ 01/ 29
                 

2017年を無事迎える事ができました。

海外で暮らしていると正月らしいことから縁遠くなり、新年が特別な時期という感覚が薄れますが、今年はただ家族で一緒に過ごせただけで特別な時間が持てたと、何の変哲もない日常がとてもありがたく感じました。

昨年末クリスマスマーケット襲撃事件のあった教会広場(Gedächtniskirche platz)は、今でも多くの人がロウソクや花を供えに訪れています。

通る度にあの時間ここにいたかいなかったかということだけが運命を分けたのかと思うと、今を大切に一生懸命生きなければ!という気になります。

Berlin1

<昨年12月事件のあった広場>

 

外務省の「たびレジ」に登録すれば、滞在先の安全情報を随時受け取ることができますし、こんなご時世のせいか、何かあった時の在独日本人の安否確認がとても迅速です。

ただ、こうした突発的な事件の際には、瞬時に情報を交換し互いに安否を確認し合える個人的でローカルなソーシャルネットワークも心強く、一層身近な人達とのつながりが大切だとわかる良い機会となりました。

ベルリン警察などの現地の公的機関もフェースブック等速報性の高いメディアで情報を提供しているので、様々な情報源を日頃からおさえておく事が良いということも実感しました。

 

Der Tagesspiegel新聞によれば、現在IS関係でテロを起こすかもしれないとマークされているのが547人だそうです。

そのうち、半分はドイツ国外にいて残り半分のうち90人程度は拘束されているようです。

今ドイツでは160余の要注意人物が警察の監視下にあるらしいのですが、彼らは16州を自由に動きまわります。

ドイツの治安維持には、GTAZgemeinsamen Terrorabwehrzentrum)という連邦政府警察と各州の警察が連携してテロ対策を実施する機関が既にありますが、事件がある度にさらに強い連携や新たな対策が必要と強調されます。

難民申請は相変わらず受け付けていますが、審査と本国への送還を迅速にするようですし、議論はありますが、連邦政府も州政府も概ね同意しているので、街中に監視カメラが増設されることになりそうです。

現在懸念されているのは、監視下にある人物のうち3人が行方不明なことだそうです。

クリスマスマーケットの襲撃事件も、国家警察にマークされていたのですが、その監視レーダーからはずれた後、あのような事件が起きたという事実があるので、、、、。

 

ある調査(Civey)では「米国の新大統領を表現すると?」との問いにドイツ人は「1予測不可能、2危険、3無責任」と回答していました。

今年は、いろんな意味で予測不可能な一年になりそうですが、難民受入に見るようにこれまでも、そしてこれからも異質で多様なものを受け入れる姿勢を変えないドイツは、こうした予測不可能な事態にもしかしたら強い国なのかも知れません。

特に清濁合わせ飲んでしまう、ともすると混沌としたベルリンは、その開放性と多様性が活気ある街を作り出して、ドイツ人でも飽きる事がないと聞いています。

そんなベルリンから時々、ドイツ事情をお届けしようと年初に誓いました。

最後に、今年が皆様にとって良い年になりますように!